肺炎
【概要】
主に細菌やウイルスの感染により、肺の気管支の先にある肺胞の炎症により発症
【種類】
細菌性肺炎、ウイルス性肺炎、非定型肺炎(マイコプラズマ肺炎などのβラクタム系の抗菌薬が効かない菌による肺炎の総称)、薬剤性、アレルギー性、誤嚥(ごえん)性肺炎、過敏性肺炎、好酸球肺炎など
※多くは細菌感染性でその中でも一番多い原因が肺炎球菌
他)インフルエンザ(ウイルス)、クラミジア(微生物)、マイコプラズマ、ストレプトコッカス、黄色ブドウ球菌など
入浴施設で時々発症するレジオネラ肺炎は進行が早く、重症化するため厳重管理下での治療が必要
【症状】
高熱、胸の痛み、激しい咳、息切れ、呼吸時に「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった喘鳴(ぜんめい)と呼ばれる症状が出現
【診断】
聴診(特徴的な雑音の有無を確認)、喀痰培養検査、血液検査、胸部X線検査、胸部CT検査
【治療】
細菌性肺炎:抗菌薬
ウイルス性肺炎:抗菌薬は無効で発熱や咳、たんなどを抑える対症療法を行う
(入院が必要な肺炎)高齢者、脱水、血中酸素濃度90%以下、意識障害あり、血圧90㎎以下の条件症状が複数ある場合