急性咽頭炎
【概要】
のどに急性の炎症が起こっている状態
【原因】
ウイルスの感染によるものが約80%、残りは細菌感染
細菌:溶連菌、ジフテリア菌、淋菌、マイコプラズマ、クラミジア、カンジダ
ウイルス:インフルエンザウイルス、コクサッキーウイルス、アデノウイルス、EBウイルス、麻疹ウイルス、風疹ウイルス、HIV
【症状】
のどの痛み、発熱、倦怠感、食欲低下、鼻水、咳、リンパ節腫脹、嚥下時痛など
※副鼻腔炎の併発により鼻汁や頭痛を伴う事もあり
【検査】
溶連菌の感染の疑いがある場合は咽頭の拭い迅速抗原検査で診断
【治療】
細菌性:抗生剤で治療
ウイルス性:対症療法
【注意が必要な急性咽頭炎】
killer sore throat(殺人咽頭炎):警告徴候=くぐもった声、嗄声(させい:声がれした状態)、唾を飲み込めない、流涎、副雑音Strider、呼吸困難、前傾姿勢で呼吸をしているなどの症状がある場合は緊急入院が必要