脂質異常症

【概要】

血液中に含まれるコレステロールや中性脂肪(トリグリセライド)の異常、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中などのリスクを高める

【原因】

生活習慣(運動不足、飲酒、タバコ)、肥満、遺伝的な要因、内分泌疾患(甲状腺機能低下、副腎皮質ホルモン分泌異常など)

【診断】

血液検査

  • 空腹時の血液中のLDLコレステロール値が140mg/dL以上
  • HDLコレステロール値が40mg/dL未満
  • トリグリセライド(中性脂肪)値が150mg/dL以上
  • non-HDLコレステロール値が170mg/dL以上
【リスク因子】
  1. 肥満(BMIが25以上 BMI = 体重kg ÷ (身長m)2
  2. 適正摂取カロリーオーバー(適正摂取カロリー=標準体重(kg)×25~30(kcal/kg))
  3. 運動不足
【治療】
~生活習慣の改善~
  1. 標準体重を目指す:ただし急激な減量は控える
  2. 適正カロリー厳守と食事内容の改善
~運動療法~

有酸素運動の実施:1日の合計30分以上の運動を毎日続ける(少なくとも週3回)

~薬物療法~

食事療法・運動療法でも目標未達成なら薬物治療を開始
各々の脂質異常症のタイプにあった薬を選択し内服

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